光と影

こんばんは。
こちら京都の山里は紅葉がすっかり紅く色づきました。
久しぶりのブログなのに、また私ごとで大変に恐縮ですが、
今日のできごとを記させて頂きます。
今日は、いつもの山里に籠もりきりの毎日を抜け出して、
特別なところにいって参りました。

私が敬愛しているピアニスト、福間洸太朗さんのリサイタルです。

大阪のいずみホールで行われました。
ここは昔からある、クラシックのホールで、会場中央には美しいパイプオルガンがあります。

いずみホール

 

リサイタルの細かな内容は、長くなってしまうので、省かせて頂きますが、
いつも彼の演奏は、
ほんとうに天から音が降りてくるような、大地から音がわき上がってくるような
あるいは、ピアノから虹色の光があふれ出してくるような
不思議な感覚に包まれます。

福間さんは、今年の夏に、羽生選手やその他、数々の世界的なスケーターと
アイスショーでコラボされましたが、

その時演奏された、美しいショパンのバラード第1番はもちろん、

今日のアンコールの最後には、サプライズで、
羽生君がそのアイスショーでエキジビションに選んだ、
「天と地のレクイエム」という曲が演奏されました。

この曲は、松尾さんという作曲家の方が、東日本大震災の後に作られた曲で、
震災を乗り越えた羽生君が深い思いを込めて滑ったのでした。
portiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2015/07/13/post_510/

そして今日は、その曲を福間さんが、
昨日のフランスでの悲劇を鎮魂する思いも込めながら弾かれました。
(彼にとってフランスは第二の故郷なのです。会場には作曲された松尾さんもいらしていました。)
今日も彼の奏でるピアノの調べは、
限りなく美しく輝いていましたが、

そこには、深い悲しみや、切なさや憤り、
光の裏側にある、陰の部分も存在していて、

両方が相まって、
魂を揺さぶるような音となって、心に届くのかもしれません。

他にもたくさんのことを感じたのですが、
長くなりますが、このあたりで。

このところ、
迷ったり心がざわついていた自分ですが、

今日の一日で、
心が洗われ、自分の思いを振り返り、
明日からまた新しいスタートが切れそうな気がします。

今日も勝手なブログになってしまいました。お許しを。

山寺の勉強会

ずいぶんと寒くなってきましたね。
今日は目覚めると外は3度という寒さでしたが、近くの山寺に勉強会に行って参りました。

以前より著書を愛読させて頂いていた、鍼灸の経絡治療の重鎮、池田政一先生が、
ここ京都の山里まで、四国から来て教えて下さったのでした。

いつか先生に教えを請いに四国まで行こうか、とさえ思っていた私にとって、
まさに夢のような機会でした。

鍼灸の理論や実技はもちろん、気や霊的なお話など、
本当に深い話をたくさん聞くことができ、
心の深い部分が頷き、満たされていった一日でした。

私がこれまでさせて頂いていた気功やセラピーの中で
体験してきたこと、感じてきたことに対しても、
答えが与えられた気がしました。

先生について、また今日の勉強の内容などについては、
またいつか詳しくご紹介させて頂きたいと思います。

写真を撮ることをお許しいただきましたので、
今日は、貴重な先生の実技のご様子も含め、掲載させていただきます。
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薬膳をふたたび。

皆様、こんばんは。10月ももう終わり。
紅葉がここ京都でも美しくなって参りました。

先日HPやブログでご案内させていただきましたように、
10月30日金曜は、養生功全国大会が横浜で開かれます。
3名の方が新たに参加されます。
見学も自由にできますので、よろしければぜひ。(詳しくは気功のページ)

さて、私の方は、学校の合間に、
学外で、薬膳を久しぶりに学んでいました。
昨日が最終日で、試験も終わり、資格をいただくことができました。
(数年前から棚上げになっていて、ようやく通うことができました)

皆が思い思いの薬膳料理を持ちよっての打ち上げパーティ。

私は、近くの親戚が作った黒豆の枝豆を、薬膳風味にしあげたり、
気を補う保存食、蜜膏というものをつくって行きました。

薬膳というとむずかしい、というイメージもあるかもしれませんが、
基本を理解すれば、どんどん自分で応用して楽しめると思います。
私もこれから、少しずつでも実践していきたいと思います。

気功も鍼灸も、薬膳も、
皆すべて、その基本には「弁証」というものがあります。
その方が、どういう体質でどういう体調か、ということを、東洋医学的にしっかり診てから、
やるべき気功、行うべき治療、つくるべき薬膳を決めていくのです。

(気功も、それぞれの人に合わせた気功を行うのが一番と言われています)

その基礎となる弁証は、どの方法でも同じですので、(鍼灸でも、薬膳などでも)
まずこの弁証が立てられるようになることがとても大切です。

まだまだ私もこれからですが、できる限り正確に診られるようになるため、
引き続き学んで参ります。

大学ではちょうど望診や切診など、弁証のための技も学んでいるところです。
今後また皆様にもご紹介できたらと思います。

でもとにかく、薬膳、美味しいです。

ちなみに、この枝豆は、ゆでるときに、塩と一緒に、茴香(フェンネル)を入れるだけ、
ゆで終わったら、水をきって塩をふり、できあがり。簡単ですね。
ぜひお試しください。

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10月30日 養生功大会☆

皆様こんにちは。金木犀の花も散り、木々の葉が色づいてきましたね。

こちらでも、天高く、という言葉の通り、美しい秋の空が透き通って美しいです。

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しばらく鎌倉に帰れないのですが、
10月30日、養生功の全国大会が開かれます。
私は昨年まで毎年参加していて、見学に来てくださっていた方もいらっしゃいますね。

横浜文化体育館で、1000人余りの方が参加して、養生功の表演をしたり、
会長の玉松老師がミニ講座をしてくださったりします。

今年は私は残念ながら参加できないのですが、
気功を引き続き練習してくださっている3名の方が出場されます。

その方たちの表演も含め、養生功のいろいろな功法を見られるいい機会ですので、
お時間のある方、ぜひ見学にいらしてください。
(見学料金は無料ですが、入場の際にパンフを300円でご購入頂いています。)

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10月30日金曜
開演10:30
閉会は15時前になると思います。(途中からの見学、退出も自由です。)
詳しいスケジュールが判りましたらまたご案内させて頂きます。

横浜文化体育館は、JR関内駅から徒歩5分です。
ご見学の方は、体育館の2階3階のお席で自由にご覧いただけますが、
私の所属する港協会のお席を探していただければ、
会員の方がお席にご案内くださると思います。

ミニレッスンでは、見学の方もご一緒にご参加いただけます。
養生功を体験できる機会ですので、ご興味のある方、ぜひお出かけくださいませ。

気功治療と瞑想

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皆様こんばんは。

今日は予定を変更で、気功治療のことをお話したいとおもいます。

今日は京都市内で、気功治療や瞑想についての講義、実習を受けてきました。

講師の先生は、もともと循環器のお医者様で、でも次第に代替医療にシフトしていかれた方でした。

その内容は多岐に及び、とても一言では書けませんが、
その中の、気功治療について、少しだけお話したいとおもいます。

その先生の気功治療の方法は、ごくごく簡単にいうと、
クライアントの身体に手を当てながら、気を送るというもの。
先生は、その手法と遠隔の気功を併せておこなっていらっしゃるようです。
これは気功の中の、外気功と言われるもので、相手に気を送って元気にするものです。
(余談ですが、気功には内気功と外気功があります。
私がいつもレッスンで行っているのは内気功。つまり自分の身体の中の気を、自分で鍛錬して、整えて行くもの。
対して外気功は、外から気を送って相手を元気にするもの、を指します)

この手法の説明を受けた後、皆で実習しました。

手法としては、いわゆるレイキに似ていて、
私にとってもなじみのあるものでした。

自分の気を送るのではなく、宇宙の根源にしっかりつながりながら、
そこから受け取ったエネルギーを、相手に送り込むのだ、と先生が説明されました。

これは、私が学んだレイキでも、
アメリカのクリアサイトのヒーリングでも言われていたことです。

真実はきっと一つなのだな、、という思いを新たにしました。

ただ今日は、鍼灸、漢方など東洋医学を学ばれた先生ならではの説明がされて、
私にとってはとても腑に落ちてわかりやすかったです。
そして実際、実習後に身体がほかほか温かくなりました。

その後、瞑想で、先生が薬師如来様をお呼びして、その助けを受けながら
皆が各々の身体全体を癒やしていくという瞑想もしました。

これは、簡単にいうと、身体全体に、順々に、いいエネルギーを流していく手法で、
私が以前気功で学んだ、中国の三線放松法にも似ているし、
西洋の瞑想法でもよく似たものがあります。
ここでも真実は全世界共通だな、、と思いましたが、
こうして薬師如来様という、具体的で、自分が(勝手に?〕身近に感じている方を
呼んでくださると、こんなに実感をもって瞑想できるんだな、と感じました。

そして驚いたのは、薬師如来様が(イメージの中で)来られたとき
私の右足が、いきなりビリビリと痛くなったのです。
しばらく痛みが続きましたが、
実際にエネルギーを流し始めたら、すっと嘘のように痛みが消えていきました。
きっとあの痛みは、何かのお知らせだったのだな、、と思いました。

痛みと言えば、昨日、久しぶりにクリアサイトのエネルギーヒーリングを自分でしてみましたら、
第3チャクラのあたりに、突然すごい痛みが起きて、手もすごく痛くなって、
でもその原因にふと思い当たった?ので、しばらくその痛いエネルギーを取り除いていたら、
10分くらいして消えました。

二日続けて、強いはっきりした痛みをヒーリング中に感じたのにも、
何か意味があったのかもしれません。

痛みは何かのメッセージである、
とは良く言われることですが、今日はそれを改めて実感しました。

そして、普通痛みというと悪者に思われがちですが、
癒やすということや治るということと、
痛みというものは、とても近いところにあるということも
改めて感じました。

そしてその後、今日の参加者の人たちと話すうちに、
シンクロやご縁がいろいろ判ったり、
そして、それは今朝の自分の行動とも不思議につながっていました。

人間は自分で考えて行動しているようで、
実は見えない何かに導かれているのだろうな、、
と今日も思いました。

その、今朝の自分の行動の一つ。
京都の街をつかの間散歩したときの写真です。
秋の澄んだ空気が伝われば幸いです。

まーったく話がばらばらで、まとめられませんでしたが、(苦笑)
今日はこのあたりで。ではまた。。

 

Super Moon☆

昨夜にまして、美しい満月です。
今年一番大きく明るい Super Moon.
東の山から登る姿、神々しい輝きにみとれました。

このところ自然のお話ばかりですね。苦笑。
次回は少し漢方のお話でも。。
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中秋の名月

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昨日までの雲も切れて、今日は晴天。
ここ京都の山里にも、美しい中秋の名月がのぼりました。
皆様の見上げる夜空にも輝いているでしょうか。。

そして明日はスーパームーンだそうですね。

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お昼は温かな陽射しと金犀木の香りに包まれて、久しぶりにベランダで日向ぼっこをしました。
何もないけどすべてあるような、幸せな一日でした。

明日からまた新しい生活が始まります。
お休み明けの方も多いかもしれませんね。
元気にがんばりましょう。
それではまた。

 

京の秋分

皆様はシルバーウィーク、いかがお過ごしでしたでしょうか。

私はずっと京都で過ごしていました。
秋の美しい空に、真夏のような太陽が輝く毎日でした。

下の夕焼けは一昨日の晩です。
この夜は、思いがけず、家から花火が見えました。
去りゆく夏を惜しむかのようでした。

そして翌日の秋分の日、
刈り取り前の黄金色の田園風景を車窓から見ながら、
京都市内へ墓参りに行きました。

お参りと勉強会終わり、お寺の境内を歩くと、
秋を告げる桃色の藤袴の花が咲いていました。

この花は、実は現在準絶滅危惧種になっているそうで、
お香の松栄堂さんが保護育成をされており、
その株の一つが境内の美術館の前に置かれていたのでした。

美術館の中の華麗な琳派の絵とは異なり、
ほんとうに楚々としたお花ですが、
ほのかな甘い香りがして、可憐な姿にすっかり心奪われてしまいました。

松栄堂さんは、藤袴という名のお香も出していらっしゃるそうです。
きっとこのお花のような優しい香りがするのでしょうね。。

そういえば、お寺の床の間にも、光悦の秋の書の横に この藤袴が活けられていました。
聞けば、ご住職の奥様が、お庭で丹精込めて栽培されているとか。
これは栽培種で、原種はなかなかうまく育ってくれないのです。。とおっしゃっていました。

いにしえの京の人たちも愛したであろう、この可憐な姿とやさしい香りを
大切にはぐくみ、なんとか受け継ごうとしていらっしゃる京都の人たち。
こうした人たちによって、京都の文化が守られてきているのですね。。

余談ですが、先日、下鴨神社の特別拝観にも少し立ち寄らせて頂きました。

いつもは姿の見えない、本殿も間近に見ることができ、
また神に捧げるお供物を作る大炊殿、御薬酒に使われる薬草やカリンなどを育てている葵の庭など、拝見することができました。

その日も清々しい青空が広がり、
婚礼の儀式に向かう白無垢の花嫁さんの姿もありました。
(私事ですが、自分の親もここで式を挙げさせて頂いたそうで、
こんな姿だったのかしら、、とふと遠い昔の日を想いました。)

秋分の日が開けた今日は、
がらっとお天気が変わり、朝から雨。。

天に住まう亡き人たちとの挨拶の時が終わり、
季節が移ったのだな、、しみじみ感じました。

隣町の母の里から、親戚が、
刈り取りを終えたばかりお米を、手作りのおはぎとともに届けてくれ、
秋の実りを美味しく頂きました。

京の秋はこれから、どんどん深まっていくことでしょう。

(今日も たわいないお話で失礼いたしました。)

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半月の輝き

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浄化の後の新月から一週間。
もう月は半ばまで満ちてきました。
半月にして、すでに月のパワーが強い!と思ったのも当然のこと。
次は中秋の名月ですね☆
どうか晴れて、美しい姿が見られますように。。

 

京の北の果て

社会の動きに心がざわつく今日このごろですが、
思い切って、京都の北の端までいってきました。

夜明けとともに天橋立を渡って、元伊勢籠神社、真名井神社、そして笠松公園へ。

3年前に、遠く鎌倉から来て、一人たどったルートです。
京都に越してずっとこの地に挨拶に行きたいと思っていたのが、やっと叶いました。

元伊勢神社は、神様が伊勢神社に移られる前に、
そして真名井神社は、さらにその前に神様がいらしたというところ。

この特別な場所に、今回は、鎌倉の知人たち一行と共にに訪れ、
一緒に祝詞を唱え、祈りを捧げました。

この国を作られたという神様は、
今の日本をどう眺めていらっしゃるのでしょうか。

何が正しいかわかりにくい現代ですが、一人一人が、
心を澄ませて、耳をすませて、本当に正直に選択を続けていくことが大切なのではと思いました。

山道には、金木犀やイチジクなど、秋の香りが満ちていました。

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