Category Archives: 東洋医学

「気功と東洋医学」講座はじまりました

皆様こんばんは。

先日久しぶりの気功講座を開催しました。
「気功と東洋医学」シリーズとしまして、第一回は 「気功と陰陽」☯️
陰陽の概論、陰陽を用いた気功、そして占いまで。
北鎌倉たからの庭はすっかり初夏の装いで、満開のシャガ、鶯の鳴く声とそよぐ風を愛でながらの気功は、本当に気持ちよかったです。
さて、陰陽の占いってなんでしょう?
それは実は易なのです。
「陰陽は森羅万象を作り出した根本原理である」という考え方がもとになっており、
陰と陽の組み合わせで、いろいろな状況(私たちの人生の状況まで)を表現することができると考えられています。

もちろん、本格的な易はできませんが、簡単な方法で、そのエッセンスを感じることができます。

ご参加くださった皆様、それぞれに色々なことを感じてくださったのではないでしょうか。

5月にもまたこのクラスを行いますが、すでに満席なので、

6月に、別の場所での開催を検討中です。
決まりましたら、またHPやFacebook「やさしい気功」またはメルマガでご案内させていただきますね🌿

気功と東洋医学講座 はじまります☯️

4月より、『気功と東洋医学講座』開催します♪
以前の「気功と漢方」講座、「東洋医学ミニ講座」などの内容を 少し含みますが、新しい方も、復習してみようかな〜という方も、大歓迎です♪

全3回シリーズで、
①「気功と陰陽」クラスは、4/14(金)と5/13(土) 10:00-と13:00-
2時間で、気功レッスンと講座を行います。養生茶付き☕️
(¥4000 または回数券+¥1000)
北鎌倉たからの庭で開催です。

①のクラスでは、陰陽をもとにした中国の占いもして頂きます。
今日、自分でやったら、驚きの結果でした。
陰陽おそるべし、です。

お時間、ご興味ありましたら是非✨
詳しくは、”やさしい気功”をご覧ください

『女性のお悩みと漢方茶』講座

皆様こんばんは。
ぐっと寒くなってきましたね。

今日は、私の友人で、<セルフケア教室ヤスミン>を主催されている方からの依頼で、
『女性のお悩みと漢方茶』という講座をさせていただきました。

女性の悩む様々な症状を、気血水の観点から理解し、
そのための養生法や、漢方茶などを学ぶというものです。

また自分の気血水の状態も、チェックシートで確認して頂き、
自分がどういう傾向にあるかということも確認してもらいました。

補気、補血、利水、行気、行血などの食材や、漢方薬も少しご紹介いたしました。

私自身まだ勉強の身ではありますが、少しでもセルフケアのご参考になりましたら幸いです。

季節ごとの漢方茶や養生法も知りたいという感想も頂きまして、
今後の展開が楽しみです♪

夏の養生茶

皆様おはようございます。

暑くなってきましたね…

つい冷たい飲み物を飲んでしまいそうになりますが、、温かい養生茶はいかがでしょうか。

今日は手作りのドクダミ茶をご紹介します。

こちらは、先月の初め、北鎌倉たからの庭で白い蕾を沢山つけていたドクダミをいただき、洗って天日干ししてから、少しだけ炒ったものです。

ここに熱いお湯を注いで、

こんなお茶が出来上がります。

ドクダミ、という名前からは想像つかない、美しいゴールドの色です。香りも香ばしさと独特な甘さを感じます。

もちろん飲むと少し苦みを感じますが、この苦味は、夏の身体に困った熱を冷ましてくれます。他にも排膿作用など、いろいろな効能があります。それが十薬という名の所以とか。

漢方薬局とかでも売っています。おそらく最後の炙る工程はしていないかと思いますが。

それにしても、今年の夏は暑さが厳しくなりそうですね。どうぞ皆様ご自愛くださいませ。

 

 

 

梅雨の養生

皆様こんにちは。

梅雨の季節になりましたね。
ここ数日は、梅雨寒で慌てて厚着に戻っている方も多いのではないでしょうか。

先日気功のレッスンに行く途中、浄智寺の境内に美しい紫陽花が咲いていました。
まだ数は少ないですが、これから次々に咲いて鮮やかな景色が見られると思います。

梅雨といえば、もちろん湿気、ですね。
自然の中にも湿気が沢山、ですし、
身体の中も湿気、、です。

ですので、しっかりと余分な水分を追い出してあげることが必要。
ということで、今月の養生茶は、ハトムギとウーロン茶をベースにしてみました。
ハトムギは、いろいろな状態で売られていますが、
焙じたハトムギは、香ばしくてとても飲みやすいです。
利水作用はもちろん、美肌効果もありますね。
ウーロン茶も利尿作用があります。

そして、胃は湿気を嫌います。健胃作用のある棗(なつめ)も入れてみました。
リンゴのような甘い香りがしますね。

先月の春の養生茶に比べて、見た目はとても地味なのですが(笑)
レッスンでも、美味しいと好評でした。

どれも、割と手に入りやすい材料なので、もしご興味あったら
作ってみてくださいね。

それではまた。

満月 夏至 学会

 

皆様 こんにちは。

またご無沙汰いたしました。

写真は、17日の満月と、翌晩の赤い月です。

そしてもうすぐ夏至を迎えますね。

夏至は、東洋医学では、陽が極まって陰に切り替わる日。
スピリチュアルな世界でも、エネルギーシフトが起こるときと言われています。

自分も変化の時になりそうな気がしています。
皆様の心や暮らしにも、何かが訪れるでしょうか。。

さて、もう2ヶ月も前、5月のことですが、
愛知県で鍼灸の学会に参加してまいりました。

楠の青葉が美しく伸びやかに空に広がっていました。

大会全体のテーマとしては、「女性のミカタ」
妊娠・出産や婦人科系疾患への鍼灸でのアプローチなども多く組み入れられた内容でした。

自分自身は、初めての学会発表(といっても、学生の簡単なものでしたが)をさせて頂きました。
巨闕という心(しん)の募穴を使って、ストレスの緩和ができるか、について調査し、発表しました。

研究には、学校の学生の皆様も多くご参加くださり、
何度もなんども、円皮鍼(貼る鍼)をつけて頂いたり、測定やアンケートにご協力頂きました。

測定結果やアンケートの結果を分析したところ、円皮鍼を貼ったグループでは、
心身のストレスの度合いが、概して軽減していました。プラセボといって、思い込み、の影響も多少あるかと思いますが、思いの外、しっかりと結果が出ました。

元気よく大きな声で発表したためか、審査ののち、過分ながら優秀賞をいただきました。

現代社会は、ストレスによって、多くの人が心身の不調に悩んでいらっしゃると思います。
これからも、そういった問題に少しでも役立てるよう、学びを深めて参ります。

 

 

鍼灸と緩和ケア

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皆様こんばんは。

今年最初の新月は、部分日蝕でしたね。
しっかりと新年が始まり、新たに学校生活も始まりました。

今日は、NHKの海外の番組のお知らせです。
通っている大学の先生方が、鍼灸での緩和ケアに取り組む姿が紹介されました。

大学には付属病院がありまして、そこに入院されている患者様、通院されている患者様がいます。
総合病院で、様々な疾患の方がいらっしゃいますが、今回は、癌の手術後の不調や、抗がん剤の副作用に苦しんでいらっしゃる方々への鍼灸治療や、鬱の症状に悩む患者様への鍼灸治療について
紹介されていました。

英語なのですが、動画でも様子がわかると思いますので、ご興味ある方はどうぞご覧になってみて下さい。
この鍼灸治療は、病院のお医者様と連携して行われるもので、うちの大学で行われている統合医療の良い例かと思います。
手術を担当された外科のお医者様も放送に出演されています。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/medicalfrontiers/20190108/2050065/

養生ノススメ〜お灸 その1

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皆様こんばんは。
稲の穂が黄金に輝く季節になりました。
金木犀の香りも漂い始めましたね。

明日はまた台風だそうですが、大きな被害が出ないことを祈ります。

さて、先日、東洋医学のホントのチカラ という番組をご覧くださった方
いらっしゃるでしょうか。

今回、うちの学校の伊藤和憲先生は、
トリガーポイントを用いた鍼灸治療について紹介されていました。
痛みのある部分から離れたところに、痛みの原因となるポイントがあり、
そこに鍼をすると、痛みが明らかに緩和されることを、経絡との関係で
説明されていました。
またBSなどで更に詳しく紹介されるそうです。

北里大学の伊藤剛先生の鍼灸や漢方のお話しも聞き応えがありました。
(伊藤先生は以前にも講演を拝聴しましたが、
まさに西洋医学と東洋医学の高度な統合を実現されている方です。)

アフリカで結核の人たちを治療するMOXA Africa
(モクサアフリカ)のことも紹介されていました。
貧しいアフリカの人たちが、自分の手でお灸をして結核などの病気からの回復力を高めています。

この番組の放送された今週は、学校の鍼灸センターにいらした患者様から、
お灸に興味を持った、試してみたいというお声が多くあり、
実際私も何度もお灸をさせて頂いたり、やり方をご説明させていただきました。
そして、皆様、家でのお灸をスタートして下さることになりました。

お灸は昔から、養生の1つの方法として行われてきたものです。
特に江戸時代には、お灸が広くちまたに広がり、その様子は浮世絵などにも描かれています。

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この絵をご覧になったことのある方もいらっしゃると思います。

明治生まれだった私の祖父も祖母も、ずっとお灸で体を調えていたと聞いています。

そんなお灸ですが、最近の人たちは、あまりお灸をする習慣がなくなってしまったのではないでしょうか。

今日は新たにお灸を買いたそうといくつかの薬局をまわりましたが、
お灸を扱っていないどころか、店員さんが お灸?ときいたことない様子で
戸惑っていた薬局もいくつかあり、愕然としました。
古都、京都でもこうなんですね。。

下の写真は、私のうちにあるお灸の一部です。
ほとんどが、誰でも簡単に自分でできるものです。

熱さや使い方がいろいろあって、ご自身の体調や好みに合わせて
選ぶことができます。
その他にも、お茶の香りやアロマの香りのお灸もあったりします。

急に寒くなってきて、お腹や足が冷えてきたので、
今日は私もいろんなお灸をしました。

少し痛みも出ていたのですが、温まるとすーっと楽になりました。

ふしぎふしぎ。

自分でできるというのもいいですよね。

これから寒くなりますし、
ぜひ皆様もお灸を暮らしの中に取り入れてみてくださいね。

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夏に思う

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皆様、厳しい今年の夏をいかがお過ごしでしょうか。

私は8月初め、学校の試験が終わってすぐ、
東京に、鍼灸の研修に行って参りました。(経絡治療学会の夏季大学)

三日間ぶっ続け!の講習&実技で、多くを学びました。
脈診のイロハについて改めて教えて頂くとともに、
東洋医学の役割、心構えなど、心に響く言葉もたくさんありました。

北里大学の東洋医学総合研究所の伊藤剛先生の、
難病やパニック障害を鍼灸で治された症例報告もありました。
西洋医学の専門家でもある先生が、「西洋医学と東洋医学が相容れないように見えるのは、今はまだ西洋医学が東洋医学に追いついていないからだと思う」とおっしゃっていました。
(鍼灸の先生方は、逆にそういう考えをされる方が減りつつあるような。。。)
先生の著作も早速拝読してみようと思います。
9/24には、NHKで「神秘の東洋医学」という番組も放送されるそうです。

研修終わって、一晩だけ鎌倉により、朝日を拝んだ後、
広島に帰省しました。

今年も平和記念公園を訪れましたが、
原爆の子の像の鐘を無邪気に鳴らす海外の子供たちを見ながら、
心が重く沈んでいくのを感じました。

「きょうちくとうは咲いたけど、ねむったひとは還らない。。。」
原爆のことをうたった歌です。

唯一の被爆国でありながら、核兵器禁止条約への参加を拒否した日本。
これからどこへ向かうのでしょうか。。

昨日京都に戻りましたら、爽やかに風が吹き抜け、実るイネの香りがしました。
もう秋がすぐそこですね。

それではまた。

(今年の夏は再び鎌倉に帰れるか、今スケジュールを検討中です。
決まり次第ご連絡させて頂きます。)

冬本番

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みなさまおはようございます。

こちら京都の山里では、もうすっかり冬本番。
毎朝氷点下の寒さです。

寒さが苦手な私には辛い時期ですが、雪景色の美しさは格別。
心が透き通るようです。

(上の写真は学校の景色。スキー場ではありません。笑)

学校では相変わらす試験のオンパレードで、期末試験、国試模試など
連日追われている地味な毎日ですが、合間に外部の先生のセミナーなどがあり、
刺激を受けています。

先日は、京都の烏丸で、経絡治療や美容鍼灸などを展開されている鍼灸Melidian烏丸の中根一先生による講座がありました。美は全身の健やかさから来るという信念をもとに活動されています。これからは治療ではなく、養生の時代、ということもおっしゃっていました。これも大いに納得でした。
沢山の著作もしるしておられ、また京都の文化にも精通されている方でもあり、幅広い人間的な魅力に溢れた方でした。
今後、勉強会などに参加させて頂こうと思っています。

私も、養生つまりセルフケアということを、今後も大切にしていこうと思っています。もともと養生は生活の中で大切にされていたのが、現代社会の中ではかなり忘れ去られてしまったのではないでしょうか。それを復活させていくのが、自分のテーマの1つだと思っています。
気功やアロマ、ハーブなどをもっとわかりやすくお伝えして、皆様のセルフケアのお手伝いができたらというのが願いでもあります。

もちろん学校卒業後は、そこに鍼灸治療が加わります。
まだまだ修行の身ですが、3年間の勉強の中で、実に多くのことを学びました。
そして来春資格を取得し、そこからの1年で研修を行って参ります。
さらに成長できるよう精進して参ります。