茜に染まる

今日は、たからの庭で茜染のワークショップに参加させて頂きました。

教えてくださったのは、憧れの染織家、志村ふくみ先生の学校の方達。
志村さんの作品が大好きで、展覧会がある度に遠征したり、
京都の学校に見学に伺ったりもしていた私。
たからの庭でレッスンあると聞き、いてもたってもいられず。

この根っこが茜です。

真っ白な絹のスカーフが、染めを重ねるごとに赤みを増していき、
媒染を経て、最後の染めの後には、こんなに美しい色に。

たからの庭の井戸水で洗いました。
染めの水も庭の井戸水。
なんて贅沢なんでしょう

そして、初めて知ったのですが、ここの庭に、
日本茜が生えていたのです。

なんと豊かなことでしょう。
今や日本茜を見つけるのは大変なのに。。

今日染めに用いたのは西洋茜ですが、
いつか、ここの庭の日本茜で染めをできるといいね。。なんていう
夢のような話もでました。

そういえば、昔あるスクールで、京都の山奥に自生する、日本茜やその他の植物を集めて
染めをさせてもらったことがあります。

自然の色をいただく、そのときめきを思い出しました。

茜を煮出している時の香り、
まるで漢方のようで。

漢方薬に使う植物は、染めにも使われることが多いです。
植物の恵、はかりしれないですね。。

たからの庭を見守っているたくさんの椿は、
染めの媒染にも使われますし、、

と、妄想が広がってしまいました。

お家に帰ると、ちょうど夕焼け。まさに茜色。

自然の恵みを満喫させていただいた秋の1日でした。