前回お話させていただいた中国気功大会は、北京体育大学(上の写真)で行われた、導引養生功の国際大会でした。でも導引養生功のみならず健身気功も加えた幅広い気功の大会となり、世界各国から気功を愛する人々が集まりました。大会(競技会)だけでなく、導引養生功創始者であり北京体育大学元教授である、張廣徳老師の学術思想研究会なるものも開かれ、各国のプレゼンターの皆さまが、気功をどう活かし、どのような効果を実感しているか、どのように普及活動をしているかなど発表しました。
研修の合間を縫って、一度だけ観光も。
天壇公園というところ、ここは時の皇帝が一年に一度、国家の安寧を祈ったという円い祈年殿がある場所。他に、人の声が壁を伝わって聞こえるという回音壁や、冬至の日に天の神を祭ったという園丘壇など、いかにも中国らしい霊験あらたかな場所がありました。木火土金水之神という神様も祭られていて、私も拝ませて頂きました。
公園のあちこちでは、太極拳や気功をする人達、歌を歌う人々、賭け事を楽しんでいる人たちなど、皆思い思いにおおらかに朝のひとときを楽しんでいる様子が、とても中国らしい風景でした。
また九龍柏という名の古樹があり、たくさんの人がその周りに集まって、樹から気を採り入れていました。つまり采気。さすが本場、普通に気の存在が信じられているんですね。
引き続き日本で気功の鍛錬をして、中国にまた戻ってこられる日を楽しみに待ちたいと思います。