森の京都、海の京都。

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前回、雨の降らない梅雨、と題していたのが信じられないような、凄い雨が今日は降っていました。叩きつけるような振り方で、一時期、電波も届かなくなりました。京都の山奥ですが、ついこないだまでは猛暑、そして今度はこの豪雨。なかなか厳しい天気です。
でもこの厳しさのおかげで、他では見られないような力強い自然が見られたり、美味しい京野菜が食べられたり、良いこともいろいろです。
この地域は、その豊かな自然のために、昨年、京都丹波高原国定公園にも指定されたそうです。森の京都としてのPRも始まりました。

そして、もう少し北の京丹後もまた自然の美しいところです。こちらは、海の京都。日本海を臨み、天の橋立や伊根町の趣のある景色も有名です。
私も大好きなところで、天の橋立や、元伊勢神社、真名井神社などにも度々訪れています。

その京丹後に、先日、歌舞伎の坂東玉三郎さんがいらっしゃり、美しい舞を披露されました。踊る前の口上では、20分ほどお話をされ、京丹後の美しい自然、そこで守り継がれている絹織物のことなどについて熱く語って下さいました。

そして、その玉三郎さんが京丹後にこられるきっかけとなったのは、ある老舗のお店の創業者の方の熱心なお誘いだったことも語られましたが、偶然にも、その女性が、京丹後に安野光雅氏の美術館を作られたニュースを見たばかりでしたので、驚きました。京丹後の自然の中から美味しい和菓子などを作り出し、そこで得たお金で、京丹後に素晴らしい文化を残こす、、 思ってもなかなかできないことかと思いますが、本当に実現されているのが凄いと思いました。京都の自然と文化を愛してやまない気持ちが、その方を突き動かしているのでしょう。

私も京都を愛する一人として、ささやかでもいつか何かを残せたらと思います。
(もちろん鎌倉へのLOVEもたくさん心にあります♪)