赤潮と夜光虫と初夏の匂い

昨日は鎌倉の海で、赤潮が発生、夜には夜光虫の妖しい光が。暗い海に青い龍が次々うまれては、うねりながら走り去るような、未体験の幻想的な光景でした。そのせいか、すごく不思議で妖しく霊的な夢も見ました。

昨日はまた、自然の匂いが強烈な日で、赤潮の匂い、草花の匂い、土の匂い、全てが混じり合って、独特なエキゾチックな初夏の香りにクラクラしそうなくらいでした。五月の最後の日。初夏の陽の気が高まって、そんな現象が起きるのでしょうか。。

昔の人も、この初夏の香りを愛でたようで、端午の節句は、菖蒲や艾、柏などの植物の香りをふんだんに用いて様々な行事を行ったのですね。昨夜は久し振りに、たからの庭の星と暦と日本酒の会に参加し、そんなお話も伺ってきました。そして、テイカカズラの甘い香りが夜の庭にたちこめていました。

こんな季節は、ロマンスの季節でもあると清少納言も言っていたそうな。。なるほど腑に落ちる気もします。人の心もざわめくような、不思議な一日でした。

赤潮IMG_1034 DSC_9121 端午の節句MG_1040