終わりと始まり

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皆様こんばんは。

オリンピックが終わりましたね。

ケガを乗り越えて、抱えて、力の限りを尽くす選手たちの姿に、私も心うたれ、勇気をもらいました。

閉会式の日、私も鍼灸の国家試験を無事終えました。

思い起こせば、ちょうど四年前のソチオリンピック、フィギュアフリーの日の朝、私の母が天に旅立ちました。自分を東洋医学や気功へ導いてくれた人であり、何より、病に苦しむ多くの人に寄り添い、癒すことに生命を捧げた人でした。哀しみの底にあったその夜、何度も転びながら立ち上がって金メダルを取った羽生選手の姿に、わたしは立ち上がる力をもらいました。

すぐ後の中国国際気功大会は、出場さえ断念していましたが、奇跡的な流れで参加。練習できないままぶっつけでしたが、震える脚で表演し、金賞、銀賞を頂きました。

そしてそのレセプションのとき、導引養生功の創設者の張広徳先生から頂いた言葉にも背中を押され、より深く東洋医学を学ぶ決意をしました。

それから四年、様々なことがありました。毎年のように身近な人の旅立ちもあり、また自分も鎌倉を離れて京都に移り、気功教室やアロマのサロンを休止することになってしまいました。(多くの方にご迷惑をおかけしました。)

これで良いのだろうかと悩みながらの選択を続けた数年でもありましたが、ようやく、一つの区切りを迎えたと思います。

ちょうど昨日は、その母と、父が営んできた漢方薬局が30年の歴史を閉じました。閉店を惜しむお客様が次々に訪れ、涙と笑顔とたくさんのお花に?包まれながらのお別れとなりました。

私にとっても心の支えになっていた薬局が無くなり、寂しさも込み上げますが、私も自分なりの方法を探しながら、皆様の健康と幸せに貢献できるよう、精進して参ります。

今後ともよろしくお願いします。