梅と3.11と新たな地

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四年目の春。

鎌倉円覚寺の祈願祭にて、梅の樹のそばに佇みながら、祈りを捧げました。

なにげなくその樹に惹かれてその場に来たのですが、ふとそこに現れた友人。
共に祈りながら、いい香りするね、、とぽつぽつと話をしているうち、
二人の祖母の戒名が、”梅の香り”に因んだ、とても似たお名前とわかりました。

丁度その祖母の初七日でもあり、また不思議なご縁に導かれたと感じました。

と、今日は身内のことを書いてしまって大変恐縮ですが。。

これまでの1年半余りで、身内が3名旅立ちました。
そんなこともあってか、震災のことは、恐怖の感覚こそあれ、
遺族の方や被災地の方の悲しみには、実は心をちゃんと向けられていなかったと、
今になって気づきました。

悲しみのキャパが自分の周りのことでいっぱいで、
他のことには反応することを避けていたのかもしれません。

自分や身内のことが、この春で一つの区切りを迎え、
ようやく普通に周囲のことを感じられるようになってきたのかもしれません。
(ようやく遺族の方のお話に涙が出てきました。)

こんなことを書くと、自分の弱さの言い訳になってしまうかもしれませんが。

別れと不思議なできごとを幾つか経験したこの何年かを経て、
自分は今、新たな地に向かうことを選びました。

これまで鎌倉で気功やアロマや、、いろいろ私と関わってくださった方に、
この先しばらくご不便をおかけしてしまい、大変申しわけありませんが、
これから新たな、でも懐かしい地で、先人の智恵に触れ、
自分のルーツにつながって、新しい自分に出会いたいと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。